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カツラの葉っぱ 大好き!

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砂漠の映画あれこれ3

<砂漠の映画あれこれ3>
砂漠の映画をあれこれ集めてみました。
こう並べてみると、我ながら古くから砂漠に惹かれていたことが分かるのです。
途中30年間くらいブランクがあるけど、仕事に明け暮れていたせいだろうか?

・砂漠は生きている(1953年)
・撃墜王アフリカの星(1957年)
・アラビアのロレンス(1962年)
・飛べ!フェニックス(1966年)
・バグダッド・カフェ(1987年)
・イングリッシュ・ペイシェント(1996年)
・サハラに舞う羽根(2002年)
・ナイロビの蜂(2005年)
・草原の椅子(2013年)
・奇跡の2000マイル(2013年)
・千年医師物語(2013年)

なお『奇跡の2000マイル』については、観た後の感想にしたので改3としました。





<砂漠は生きている>
大使が幼少の頃に観た映画であるが、記憶に残る最初の長編記録映画である。
その次が『沈黙の世界』(1956年)、『佐久間ダム』(1957年)だったかな。
斯様に子供時代の記録映画の印象は強かったわけだが、そのあたりを大人は忘れているのではないか。
・・・つまりは、記録映画とか、ドキュメンタリー映画の威力とでも、言いましょうか♪


【砂漠は生きている】
砂漠

ジェームズ・アルガー監督、1953年米制作

<movie.walker解説>より
 「水鳥の生態」「大自然の片隅」「ビーバーの谷」などの“自然の驚異”シリーズを発表したウォルト・ディズニーが、この記録短編シリーズを長編にきりかえ、“自然の冒険”シリーズと名づけて発表した第1作である。総指揮はウォルト・ディズニー、監督ジェームズ・アルガー。
 日本版の解説はNHKアナウンサー今福祝が担当した。1953年度アカデミー長編記録映画賞受賞作品。

<大使寸評>
大使が幼少の頃に観た映画であるが、記憶に残る最初の長編記録映画である。
ボブキャットがサボテンを駆け上るシーンは、今でも鮮明に覚えています♪

movie.walker砂漠は生きている




<撃墜王アフリカの星>
『橋』も『撃墜王アフリカの星』も映画館で見た古くからの戦争映画オタク?の私としても、『撃墜王アフリカの星』は名画だと評価しているのです。

砂漠に墜落したメッサーシュミットの残骸のシーンでも、テーマミュージックの「アフリカの星のボレロ」が流れるが・・・・
これがいいんだなー。


【撃墜王アフリカの星】
アフリカ
アルフレッド・ワイデンマン監督、1957年制作

<Movie Walkerストーリー>より
1939年夏。ドイツ空軍士官学校の生徒たちは青空を飛び廻って青春をエンジョイしていた。なかでもハンス・ヨアヒム・マルセイユ(ヨアヒム・ハンセン)は規律無視の常習犯だった。間もなく、ヨーロッパは戦火につつまれ、マルセイユはアフリカ戦線出動を命じられた。明けてもくれても英軍のスピットファイアーとの空中戦が続く日々がやってきた。愛機のメッサーシュミットを駆って活躍する彼は、たちまち撃墜王として敵から恐れられる存在となった。

<大使寸評>
最初に観たドイツ映画であり、個人的には記念碑的な作品です。
砂漠に墜落したメッサーシュミットの残骸のシーンでも、テーマミュージックの「アフリカの星のボレロ」が流れるが・・・・
これがいいんだなー。
哀愁を含んだ軽いこの曲が流れるモノクロのシーンは・・・・
ハードボイルドな映像詩とでもいうんでしょうね。

Movie Walker撃墜王アフリカの星
BOLERO, THE STAR OF AFRICA :DER STERN VON AFRIKA
撃墜王アフリカの星byドングリ





<アラビアのロレンス>
70ミリスペクタクルの迫力、砂漠の美しさ、それからサウンドトラック・・・
どれをとっても、しびれたわけです♪

「アカバ!」・・・
艱難の果て、アカバにたどり着き、紅海が見えたときのシーンが目に浮かびます。


【アラビアのロレンス】
ロレンス

デイヴィッド・リーン監督、1962年英制作

<movie.walker解説>より
 T・E・ロレンス自伝『知恵の七柱』からロバート・ボルトが脚色し、「戦場にかける橋」のデイヴィッド・リーンが監督した70ミリスペクタクル。
 撮影はフレデリック・A・ヤング、音楽はモーリス・ジャール。出演者は舞台俳優のピーター・オトゥール、「戦艦デファイアント号の反乱」のアレック・ギネス、「バラバ」のアンソニー・クイン・「紳士同盟」のジャック・ホーキンス、「カサブランカ」のクロード・レインズ、ホセ・フェラー、アーサー・ケネディ、アンソニー・クェイルなど。

<大使寸評>
70ミリスペクタクルの迫力、砂漠の美しさ、それからサウンドトラック・・・
どれをとっても、しびれたわけです♪

movie.walkerアラビアのロレンス




<飛べ!フェニックス>
飛行機映画というよりは・・・
成せば成る、あるいは絶対にあきらめない心を描いた映画として忘れがたいのである。


【飛べフェニックス】
フェニックス

ロバート・アルドリッチ監督、1966年米制作

<movie.walkerストーリー>より
 アラビア石油空輸会社所属の輸送兼旅客機が、サハラ砂漠にある採油地から基地へ帰る途中、砂あらしに遭遇し、砂漠の真只中に不時着した。
 この事故で、2名の死者と1名の負傷者がでた。操縦士のフランク(ジェームズ・スチュアート)は、事故の一切の責任をとる決心をして、航空士ルー(リチャード・アッテンボロ--)と共に、なんとか、乗客を無事救出すべく策を練った。
 年若い飛行機デザイナーのハインリッヒ(ハーディー・クリューガー)は、人手と器材さえあれば、こわれた飛行機から、あたらしい小型の単発機を組立てることができると、フランクに説いた。

<大使寸評>
砂漠と飛行機といえば、大使のツボを突いているわけです。

movie.walker飛べ!フェニックス




<バグダッド・カフェ>
この映画はドイツ映画の一押しになるのだが(大使の場合)、舞台がアメリカのモハベ砂漠というのが、何とも場違いな感じがしないでもないのです。

いずれにしても、砂漠を描く映画としても忘れ難い映画である。(2004.2.1鑑賞)

【バグダッド・カフェ】
カフェ

パーシー・アドロン監督、1987年ドイツ制作

<Movie Walkerストーリー>より
 ミュンヘン郊外の田舎町、ローゼンハイムから観光旅行にやってきたミュンヒグシュテットナー夫妻は、ディズニーランドからラスヴェガスの道中で夫婦喧嘩になってしまい、夫と別れ車を降りたジャスミン(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)は、重いトランクを提げてあてどもなく歩き出した。やっとの思いでたどりついた、さびれたモーテル兼カフェ兼ガソリンスタンド“バグダッド・カフェ”で部屋を借りようとするジャスミンに、女主人のブレンダは不機嫌な迷惑そうな表情を隠そうとしない。

<大使寸評>
ハイウェイの夕焼けをバックに流れる「コーリングユー」という歌がまたいいのだ。
文明果つる所のような剥き出しの風景に、ハイウェイ沿いの安モーテルの乾いた哀愁に・・・・
この透とおった高いキーの歌がよく合うのだ♪

ドイツ映画の一押しと言えば、大使の場合はこの映画になるわけです。
劇場で1回、DVDで2回観たかな。

Movie Walkerバグダッド・カフェ
バグダッド・カフェbyドングリ
三度公開された「バグダッド・カフェ」byドングリ




<イングリッシュ・ペイシェント>
 看護婦の女優(ジュリエット・ビノシュ)は知っていたが、主人公(レイフ・ファインズ)もどこかで見たと思ったが、「ナイロビの蜂」に出ていたんだ♪・・・なかなか存在感のある俳優ですね。
 movie.walkerのストーリーを読んでみると、あらためてややこしいストーリーであったと思うが、寡黙な主人公のガッツが印象に残っています。

近々、レイフ・ファインズが出る「グランド・ブダペスト・ホテル」という映画が2本立て館にかかるので、観にいこうと思う。


【イングリッシュ・ペイシェント】
イングリッシュ

アンソニー・ミンゲラ監督、1996年米制作
<movie.walkerストーリー>より
 44年、イタリア。砂漠の飛行機事故で全身に火傷を負い、記憶の大半を失って生死をさまよう男が野戦病院に運び込まれた。戦争で恋人も親友も亡くして絶望にかられていた看護婦のハナ(ジュリエット・ビノシュ)は移動する部隊を離れて、爆撃で廃墟と化した修道院に患者を運び込み、献身的な看護を続ける。男は断片的に甦る思い出をハナに聞かせる。彼の名はアルマシー(レイフ・ファインズ)。ハンガリーの伯爵の家柄に生まれた冒険家の彼は、英国地理学協会に加わり、アフリカはサハラ砂漠で地図作りに没頭していた。

<大使寸評>
看護婦役(ジュリエット・ビノシュ)は知っていたが、男優もどこかで見たと思ったら、「ナイロビの蜂」に出ていたんだ♪・・・なかなか存在感のある俳優ですね。
近々、彼が出る「グランド・ブダペスト・ホテル」という映画が2本立て館にかかるので、観にいこうと思う。

movie.walkerイングリッシュ・ペイシェント




<サハラに舞う羽根>
原作小説『四枚の羽根』の6回目の映画化ということで、原作はイギリスでは古典的名作のようです。
砂漠地域を植民地化したイギリスでは、砂漠に対する思い入れが強いのではないだろうか・・・イギリス人に聞いてみたいですね。


【サハラに舞う羽根】
サハラ
シェーカル・カプール監督、2002年制作、H24.4.5観賞

<movie.walker解説>より
「エリザベス」のシェカール・カプール監督が、A・E・W・メイスンの名著を映画化した文芸ロマン。19世紀のアフリカで、苛酷な戦闘に身を投じた若者の運命をドラマチックに描く。

<大使寸評>
サウジでのきつい仕事のほとぼりが冷めてくると、砂漠とラクダの映像が見たくなるわけで・・・「アラビアのロレンス」のような映画を探していて見つけた映画です。
この映画のストーリー展開には疑問も多いが、砂漠の過酷さと美しさは期待どおりでした。

なお原作小説『四枚の羽根』の6回目の映画化ということで、原作はイギリスでは古典的名作のようです。
ストーリーの疑問は原作によるものか、シナリオによるものか?案外とカプール監督がインド人ということで説明がつくのかも知れないですね。(笑)

youtube映像

movie.walkerサハラに舞う羽根




<ナイロビの蜂>
ジョン・ル・カレの原作ということで、サスペンス映画でもあるけど・・・
アフリカを舞台にした社会派映画というところも良かった♪


【ナイロビの蜂】
蜂

フェルナンド・メイレレス監督、2005年英制作、2006年9月20日観賞

<movie.walker解説>より
ガーデニングが趣味の物静かな英国外務省一等書記官のジャスティンは、スラムの医療施設を改善する救援活動に励む妻テッサと、ナイロビで暮らしていた。しかし突然、テッサがトゥルカナ湖の南端で殺害されたという報せが届く。彼女と同行していた黒人医師アーノルドは行方不明。警察はよくある殺人事件と断定して処理しようとするが、その動きや、テッサに密かに思いを寄せていた同僚サンディの不審な振る舞いから、疑念にかられたジャスティンは、妻の死の真相を独自に調べ始める。

<大使寸評>
よくできたサスペンス映画でもあるわけだが、ジョン・ル・カレの原作ということで納得するわけです。
でも、公式HPにもあるようにラブストーリーなんでしょうね。

movie.walkerナイロビの蜂
ナイロビの蜂byドングリ




<草原の椅子>
愛憎うずまく日常と、フンザの砂漠がシュールと言えるほど鮮やかな対比を成していますね。
育児放棄した母親と、子供を保護する善人たちといえば・・・・
よく似た映画を思い出したのです。
「キリマンジャロの雪」という映画だが、まったく同じ題材を扱っていることに驚くのです。


【草原の椅子】
椅子

成島出監督、2013年制作

<movie.walker解説>より
登場人物の繊細な心の動きや、大自然の描写の美しさで絶賛されている宮本輝の同名小説を映画化。『八日目の蝉』の成島出が監督を務め、原作と同じ舞台設定となるパキスタン・フンザで、日本映画初の本格的な長期ロケを敢行し、見事な映像を納めることに成功した。キャストには、憲太郎役に優しさと強さを圧倒的な存在感で表現する佐藤浩市、親友の富樫役にジャンルを越えた活躍を続ける西村雅彦、貴志子役に幅広い世代の女性に絶大な支持を得る吉瀬美智子が配されるなど、見ごたえ十分な布陣となっている。

<大使寸評>
西域大好きの大使にとっては、砂漠と高山の映像が見られただけでも観た甲斐がありました。
フンザの老人が、星の王子さまのような哲学的なせりふをのべていました。

movie.walker草原の椅子
草原の椅子公式サイト




<奇跡の2000マイル>
神戸地域は8/29より公開だったので、満を持して9/2に観に行ったのです。


【奇跡の2000マイル】
ラクダ

ジョン・カラン監督、2013年豪制作、H27.9.2観賞


<movie.walker解説>より
ラクダ4頭と愛犬を連れ、オーストラリア西部に広がる砂漠2000マイル(約3000キロ)を横断した女性の回顧録を映画化。オーストラリア各地で大規模ロケを敢行、アリス・スプリングスからウルル(エアーズロック)を経由しインド洋へと彼女がたどった道程を再現している。監督は「ストーン」のジョン・カラン。製作には「英国王のスピーチ」のイアン・カニングとエミール・シャーマンが加わっている。冒険の旅に出た女性を「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカが、ナショナルジオグラフィックの写真家を「フランシス・ハ」のアダム・ドライバーが演じている。第70回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品。

<大使寸評>
ラクダ4頭と愛犬を連れ砂漠2000マイルを横断する実録の映画化なのだが、予想にたがわずかなりワイルドな砂漠、ラクダが見えて・・・ええでぇ♪

驚いたのはオーストリアでは野生のラクダが闊歩していることです。
世界でも野生ラクダの数はオーストラリアがいちばんとのこと。
(オーストリア大陸へ家畜として人間が移入した後に野生化したようです)

それから・・・
向かってくる野生ラクダを撃ち殺すシーンがあるのだが、実際、野生ラクダは危険なので、砂漠横断には銃の携行はかかせないとのことです。

この映画で見えるラクダは、大使がサウジで見た種類よりもやや大きくて、かなり強面の種類のようです。

母の死があって以降、人間不信に陥っている主人公は、父親の跡を継ぐように砂漠横断を決意するわけで・・・ラクダを手に入れるために食堂やラクダ牧場で、アルバイトに精を出すのです。
ラクダ4頭を手に入れて、砂漠横断に踏み出すと・・・
過酷な砂漠や、アボリニジーとの交流がドキュメンタリー映画のように描かれていて飽きないわけでおます♪

彼女の砂漠横断は、ナショナルジオグラフィックの資金援助で実現したのだが・・・
この映画でも、5,6週間おきにカメラマンが撮影に訪れるのです。

movie.walker奇跡の2000マイル
movie.walker公式サイト




<千年医師物語>


【千年医師物語】
千年

フィリップ・シュテルツル監督、2013年、独制作、H28.9.8観賞

<Movie Walker映画解説>より
世界中で2100万部以上を売り上げたノア・ゴードンのベストセラー小説を映画化したアドベンチャー大作。11世紀、医学を志して欧州からペルシアへ渡った青年の冒険を描く。監督は「アイガー北壁」のフィリップ・シュテルツェル。出演はイギリスの新鋭トム・ペイン(テレビ映画『嵐が丘』)、「ガンジー」のベン・キングズレー。

<大使寸評>
2時間半の大作である。
この映画の中で、ときどき砂漠の美しいシーンが出てくるが・・・大使のツボがうずくのでおます。

それにしても、遠いペルシャまで出向き先端医療を学ぶ英国の青年を描いたドイツ映画というのが・・・コスモポリタンな映画だと思うのです♪

Movie Walker千年医師物語




ところで、ロレンスたちが破壊したヘジャズ鉄道であるが・・・・
その復旧工事を日本企業が受注し、その後、残念ながら破談になったようです。
そのあたりについて、丸紅のサイトを見てみました。

ヘジャズ巡礼鉄道復旧工事に想いを馳せてより
 シリアの内戦に続くイスラエルのガザ地区攻撃など中東諸国のニュースを見るたびに、ある感慨を持って思い出す一つのことがある。
 それは半世紀以上も遡る1960年代、私がベイルート駐在時代に取組んだヘジャズ巡礼鉄道復旧工事の仕事である。当時、日本の産業や貿易の主流は繊維から脱繊維・非繊維産業へと向かい始めた。又、石炭から石油へのエネルギー利用転換期にあり、経済成長には原油の安定調達が不可欠な情勢だった。

 そこで、日本政府は対アラブ中東政策として、ヘジャズ鉄道復旧工事(丸紅受注)と、スエズ運河修復工事(三井物産担当)経済協力を打ち出した。
 ヘジャズ鉄道は、映画「アラビアのロレンス」でも知られる、シリアのダマスカスからヨルダンを通り、サウジアラビアのメジナへ通じる1,308キロに及ぶ鉄道である。
 第一次大戦中に破壊され、放置されたままになっていたが、その後応急の修復がなされ、ダマスカス~マアン間の464キロが稼働中。残り844キロ(マアン~メジナ間)を修復するのが対象であった。
 
 契約発注者は、シリア・ヨルダン・サウジアラビアの3国政府によって設立されたヘジャズ鉄道復旧実施委員会で、同委員会が国際入札を実施し、日米英をはじめ11社が参加した。
 熾烈な競争の末、丸紅グループが落札し、受注に成功。これは官民一体となった丸紅の過去数年に亘る努力の結実であるとともに、サウジアラビア最大の現地建設業者ビンラディン社(アルカイダのリーダー、ビンラディンの父親の会社)と提携したことも成功の鍵と思われる。
 受注内容は、丸紅がレール・通信設備等必要機材及び技術指導の55億円。ビンラディン社は、現地工事及び輸入機材の現地通関、国内輸送を担当の23億円と、総計78億円の相当額の契約であった。

 その後、契約内容の詰めなど種々紆余曲折があったが、中東諸国の政情不安は如何ともし難く、誠に残念ながら破談を余儀なくされ、結果夢幻のプロジェクトに帰してしまった。まさに慙愧に耐えない結末となった。

 当時は日本経済の躍進と海外進出の大型プロジェクト取組みの黎明期であり、本プロジェクトは海外でのエネルギー・鉱石等の資源開発や各種大型機械や重電機械プラント輸出成功の先駆けとなったのではと思える。

 現在の丸紅の海外進出や大口案件の成功の数々を見るにつけ、今昔の感一入です。丸紅の益々の発展と隆盛を祈って止みません。



アラビアのロレンス・・・サウジアラビアの思い出より
 40歳の頃より約3年半の間、中近東のサウジアラビアに仕事で滞在していた。仕事というのは、サウジアラビア紅海沿岸の都市・ヤンブにある工業地帯の電化・配電プロジェクトというもので、そのプロジェクト管理の仕事であった。
鉄道


リタイア前の大使は、サウジアラビアの海水淡水化プラントの仕事に従事したのだが・・・
海外進出の黎明期には、先人たちのこんな苦労話があったんですね。


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